安全マニュアルとは…

マニュアルの重要な目的のひとつに「リスクの低減」があります。
使用説明の国際規格(IEC 82079-1)では、以下のように記載されています。

使用説明は,使用者がそれに従うとき,人又は動物が受ける損傷又は病気のリスク,製品の破損,誤作動又は非効率な動作のリスクを低減するものでなければならない。

出典:IEC / IEEE 82079-1:2019(5.2.4 対象製品の安全な使用)

ラピス・ゴールドでは、このような製品に潜在するリスクをユーザーが明確に認識しより安全に使用できるよう「安全マニュアル」というカタチでご提供しています。

安全マニュアルのメリット

本来であれば、安全に関する記述は全ての使用説明の的確な場所にあるべきです。例えば、ユーザーが組み立てて使用するような製品の場合、組み立て手順の前に「必要な保護具」を記載し、操作手順の前に「操作上の注意事項」などを記載します。
あまり複雑でない製品で、説明書のボリュームも少ない場合は、このような記載方法で問題はありません。しかし、産業機械などで数百ページにもおよぶ説明書の場合は、該当する項目にたどり着かないとそのリスクに気が付かないようでは、危険な場合があります。
そこで、リスク回避のために必要な情報を抜粋し、一冊にまとめたものが「安全マニュアル」です。 安全マニュアルを別冊に仕立てることにより、以下のようなメリットがあります。